2015年05月11日

安定ヨウ素剤「カリウム丸」が北海道の泊原子力発電所周辺の地域に事前配布されました。

 本日2015年05月11日(月)に、北海道にある「泊原子力発電所」の放射能漏れがあった際に被ばくの恐れがある発電所周辺地域の一部に、服用することにより被爆を予防するクスリ「安定ヨウ素剤『カリウム丸』」の配布が行われました。


 配布された地域が、一部に限られたのは、各市町村が安定ヨウ素剤「カリウム丸」の誤飲が懸念されることから、各自治体による判断で事前配布に踏み切っているそうです。

 自治体によっては、放射能漏れの可能性が高まった段階で、避難時のバスや自動車等の移動時に配布できると考えているところも多く、とにかく薬の「誤飲」を防ぐために色々と考えているようです。


 それではいったい「安定ヨウ素剤『カリウム丸』」とはどのような薬なのでしょうか?
 そこまで誤飲を防ぐか被爆を最小限に抑えるか地方公共団体が考えているのなら、カリウム丸の内容物が気になります。

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 安定ヨウ素剤「カリウム丸」は、日医工株式会社が販売しているそうで、簡単な説明書のようなものがPDF
形式で配布されておりましたので、ご覧ください。
 ヨウ素剤 ヨウ化カリウム丸50r「日医工」 製造販売元:日医工株式会社


 テレビのニュース番組を見ている限り、「飲めば(服用すれば)被爆予防になる」のような解釈を私自身していましたが、この文章を読む限りやはり「予防する」ということのようです。


 また、皮膚などからの被爆予防に重点を置いているわけではなく、呼吸することによる「甲状腺からの被爆予防」に効果のある薬のようです。

 原子力災害による放射能漏れで、最も被爆しやすい所は甲状腺で、被爆した方のほとんどが「甲状腺がん」などになるリスクが高くなるそうです。
 そのことの予防に努めることにより、被爆したとしてもその程度が低くなり、将来的に甲状腺がんの発生リスクが減るというわけ。


 安定ヨウ素剤などと名前がついていて、少し飲むのにためらいそうになりますが、副作用は確認されていないようです。
 実際に東日本大震災が発生した時にも服用した方が多くいたようですので、その際の副作用についてはある程度データが集まったものと思います。

 事前配布された地区にお住まいの方は、副作用が無くても「普段は飲んではいけない薬」だということを頭に入れて、あってはならない原子力災害の時まで保管しておきましょう。



 また、この「安定ヨウ素剤『カリウム丸』」は、地方自治体や国などが服用時期を見計らいお知らせしてくれるそうです。
 薬の保存可能期間は3年になっていますので、その間に原子力災害があり、放射能漏れの疑いが出たら被爆を最小限にするべく服用が促されるという仕組みです。



 薬自体は、小さな球状でこげ茶色。
 テレビでは、赤い袋に入り、更に密閉できるビニール袋に入れ、より目立つオレンジ色の封筒の中に入れた状態で配布されていました。

 薬の形状や色が、子供の好きな「チョコレート」のような見た目をしていましたので、事前配布された地域にお住まいの方は、小さな子供がいたずらをしないよう、常備薬の箱や手の届かないところにしまっておきましょう。


 日本の原子力発電所は、新設が無いと後30年間は稼働可能になります。
 それまでに法律が変わったりすれば、早い段階で原子力発電を使わなくなりますが、現状としてはまだまだ原子力発電に頼らなくてはいけません。

 実際に、原子力発電なしで他の発電(火力や風力・水力等々)で日本の消費電力をまかなうことができますが、電気料金の上昇につながります。
 東日本大震災が起こるまで、「原子力発電が安全」と勘違いして地元住人が原子力発電所の建設を許可したのも悪かったということです。。。

 私が中学時代に「原子力発電所は核燃料という非常に危険なものだから、将来周辺地域で仕事をすることになれば、なるべく遠くに住みなさい」と習ったものです。
 はたして、周辺住民の方に原子力発電の危険性をしっかりと理解し、「日本の原子力発電所は安全」などを過信しないでいられたかということも大きな問題です。

 日本の政府も「効率・楽」ばかりを優先して、「危険性」に関することを公表しなかったのでしょう。
 そのような原子力発電は「危険なもの」なので、原子力発電所の周辺に住む方にはいろいろとボーナスがもらえたはず…


 そのような、原子力発電所稼働による給付(お金)で、周辺地域はかなり潤ったことと思います。
 お金が発生するということは、それだけリスクがあるということ。


 二度とこのような事故が起こらないように、国にはしっかりと説明してほしいですし、周辺住民の方はわからないことはインターネットで簡単に調べられる時代になりましたので、何かしらの手段を使いしっかりと知識を付けてほしいものです。

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posted by Nero at 19:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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